20キロ地点経過

経過時間

約4時間45分

 

 ハイウェイのコースは、アスファルトで照り返しも強く、また、気温の上昇とも重なり、付き添う私もしんどいなと思うようになりました。景色に大きな変化はなく、道が単調なのですごく長く感じました。このあたりから、宮路さんは左足の痛みを訴えてきました。

 

 始めは、スパッツや靴下の足首部分のしめつけがきつく、違和感があると話しておられましたが、次第に大腿部前面の痛みを口に出すようになりました。それでも、宮路さんは足を止めようとはしませんでした。速度に依存した歩容が左下肢支持優位となり、快調なペースが左下肢全体の疲労感を早めたのではないかと考えています。

 

 ハイウェイコースは、大きな日陰もなく、休息場所を確保することが難しかったのですが、痛みを訴えられた時点で少し、立ち止まって休息した方がいいのではないかと思いました。でも、宮路さんはどんどん前進していこうとされるので、全コースのちょうど半分(ハーフ地点)を過ぎたあたりで、心配になり石野先生に電話しました。

 石野先生からの助言から、少しペースを落としていこう。という話になり、宮路さんも素直に聞き入れてくださいましたが、すでに遅かったかもしれません。

 これらのことがおこってから、まるで緊張の糸が切れたように、宮路さんのペースは一気に落ち疲労感が顧著に表れ始めました。

 

 道にうずくまり、立つことさえやっとの状態。

「どうする??もう、やめる‥・??」

 

 奥様が宮路さんにこう話しかけました。このとき、「完走は無理かもしれない‥」と私は思いました。

 ハーフ経過地点:4時間59

 

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